Love in the Ice

Before U Go 完結ですw(年内に間に合ってよかった><)

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2027-06-07 [ Mon ]
Index


 SOUJIROU TSUKUSHI 

 AKIRA  TSUKUSHI 

 RUI TSUKUSHI 

 OTHERS 

























2011-12-29 [ Thu ]
「結局さ、俺はずっとフランスに滞在のままだし、これ不利な戦いだったでしょ・・・」

さっきから何か納得してない花沢類だけど、黒のタキシードを着て、見るからに王子様。

「そんなに怒るなよ。相手は総二郎だぜ?何が起こるかわからないさ。
 総二郎だって油断してたら、すぐ俺達が掻っ攫っていくし?」

同じようにタキシードに身を包んだ美作さんの言葉に、少しだけビクっとしてる西門さん。

その西門さんは紋付袴。

そう、今日は私と西門さんの結婚式。

意識が戻った私は、そのまま西門さんのお仕事の手伝いをするようになり、
休みをたくさん取っていた西門さんのお手伝いを申し出た私は、
そのまま西門の家に居候することになってしまって・・・

その時には、自分は西門さんのそばにいたいんだって気持ちに気がついてなかったけど、
強力な叔母様と家元の後押しもあって、
あれよあれよという間に、今日の婚儀の運びとなったわけで。

茶会に出ても、一折の作法が出来て、なにより西門さんの煎れるお茶の味が変わったといことで、
大御所たちからは、あの女性は何者なんだ?という目で見られ。
結婚が決まるまで、ちょっと大変な思いもした。

でもいつも私の側には西門さんがいて、言葉通り私を表でも裏でも守ってくれていた・・・

私が今ここにこうしてあるのは、西門さんのお陰と言っても過言じゃないよね?


まだフランスで仕事中の花沢類と、あちこち飛び回ってる美作さんが
急遽このために帰国したんだけど・・・

「だから、運も味方だったってこと。遠距離恋愛って俺苦手だしな。
 近くにいればこそ、お互いの気持ちは通じ合えるってことじゃないか?」
「アホくさい。総二郎が言ってもなんの説得力もない。あきらの言うとおり、
 総二郎なら、すぐスキャンダルが起こって離婚も有り得るから俺は次のチャンスに賭ける」
「俺も!俺も!俺も次のチャンスで戦う。神様は平等にチャンスを与えるからな」

さっきから言いたいこと言ってる2人に、慌ててる西門さん。

日ごろ滅多に慌てない西門さんの様子が面白くてたまらない。

「おい、牧野。何とか言ってくれよ。俺達は離婚しないってちゃんと・・・」
「だって、それは分からないじゃない?西門さんが1人の女性で満足できるとは私だって思えないし」
「はぁ?何言ってんだよ。牧野がそんなこと言うからあいつらが調子乗って・・・」

花沢類や美作さんは、私達の離婚なんて望んではいない。
女好きで有名な西門さんに釘を刺してるだけ。

それが分かってるから、私も一緒に調子を合わせる。

「ダメだ!俺以外の男になんか牧野を守れる奴はいない」

そう言うと私の手を引っ張って、ぎゅっと抱き締めた。

「頼むから俺にずっとお前を守らせてくれ。類やあきらなんか頼るな。
 いいか?俺がいつもお前を守る」
「西門さん・・・?」
「牧野、愛してる」

西門さんの目を見て、思わずみんながいることを忘れて目を閉じそうになった時、

「ダメだ!結婚式が終わるまでお預けだ」
「道明寺・・・」

突然の道明寺の乱入で、私と西門さんの甘い時間は終了。

久しぶりの道明寺にみんなが固まっている中、そんな雰囲気は関係なく、
ずかずかと私の目の前にやってきた。

「牧野、お前に渡したいものがある」
「え?なに?」

そう言って道明寺が差し出したものは、薄い封筒だった。

「開けてみろ」

道明寺の言うように、封筒を開けると、中には1枚の紙。

「それな、世界中の道明寺財閥の保有するホテルの無料宿泊券だ。
 あと、その裏に書いてある電話番号は、道明寺のプライベートジェットを管理してる会社に繋がる。
 24時間対応してるからいつでも掛けられる」
「え?何これ・・・」
「総二郎が浮気したり、変なスキャンダルが起きたりしたときに、
 お金がなくてもすぐ逃げることが出来るってことだ」
「はぁ?」
「牧野なら、ホテルは死ぬまで無料。プライベートジェットも1台いつもで使えるように
 待機させてる。これが俺からの祝儀だ」
「・・・」

道明寺・・・、あ、あ、ありがとうね・・・
本当に嬉しいんだけど・・・
嬉しいんだけどさ・・・
それって西門さんと私がケンカする前提でのご祝儀でしょ・・・

大きな溜め息をつくと、後ろで花沢類がクスクス笑ってるし、美作さんは涙まで流して笑ってる。

西門さんはというと、ぽかんとした表情で、呆れてるのかびっくりしてるのかいまいち分からない。

「ねね、司。俺もそれ使いたい」
「牧野以外はダメ。でも牧野を救出するための同行ならOKだ」

なんだか分からないけど喜んでる花沢類。

ま、いっか。
みんな楽しいなら・・・

「道明寺ありがとうね。大事にする」
「ああ」


それから式が始まるという会場の人の呼び出しに、3人は席にいるからと部屋から出て行った。

部屋の中には私と西門さんだけ。

少し元気のなくなった西門さんに一歩近づく。

「西門さん。この道明寺がくれたお祝いは、私のお守りにする。
 西門さんと絶対にケンカしないようにって自分に言い聞かすお守りにする。
 だから私のことずっと守っていて」

一気に明るい顔になる西門さん。

道明寺だってこの顔に結局はなるって分かっててわざと渡したプレゼント。

なんだかんだ言ったって、F4の絆は強力だ。

「さ、行こう。俺達の愛情をあいつらにみせつけてやろうぜ」

そう言って笑った西門さんの笑顔が眩しかった。


【終わり】



2011-12-18 [ Sun ]
意識が戻った後の検査でも、何も異常がなく私はすぐ美作さんの別荘に戻ることが出来た。

病院の行きかえりも、検査中だって西門さんんはずっと付きっ切りで。。。

帰りの車の中で、私は聞いてみた。

「西門さん、お仕事はいいの?もしかして私が休ませてしまったりしてる・・・?」

ハンドルを握った西門さんは、少しだけ笑って目線は前を見たまま。

「なぁ、俺が牧野より仕事を優先したら、黙ってない人がいるの忘れちゃった?」

叔母様だ・・・

初めて会った時は、とても怖くて近寄りがたい人だと思ったけど、
本当はとてもお茶目で面白い方だって後で分かった。

西門さんの女性問題で更に距離が縮まったと思う。

叔母様だけじゃない、花沢類だって美作さんだって、
私はいつもたくさんの人達に支えられて生きている。

今だってそう。
こうやって何から何まで西門さんにお世話になってる。

「俺はお前の側にいたいからやってることだから。牧野が負担に感じることはない」

エ、エスパー??

「違う。声に出てるだけ(笑)」
「あ・・・」

そう言って笑う西門さんの顔に思わず見とれてしまった。

「俺に惚れてくれた?」
「え?」
「俺はとっくに惚れてるけどね」

西門さんの言葉に固まる私・・・

「牧野を守るって決めてから俺、怖いものなくなったんだ」
「西門さん・・・」
「司は別として、類もあきらもみんな牧野を狙ってるのは知ってる。
 でも、俺は牧野の気持ちにずっと寄り添っていたいと思う。
 牧野の笑顔のそばに俺がいつもいたいと思ってる」

西門さんからのプロポーズのような言葉・・・?

「焦らなくていいよ。俺、もう牧野以外は考えられないから。じっくりいくことにしたから」

そう言って少しだけ照れてる西門さん。

「類もあきらもしばらく日本には戻れないから、俺超チャンスだし?w」

忘れてた。
このヒトも俺様の仲間だった。

でも、少しだけ耳が赤くなってる西門さんが嫌じゃない・・・

嫌いじゃない?
いや、違う・・・

私、西門さんが好きなのかもしれない・・・



2011-12-10 [ Sat ]
小さな光を抜けたら・・・急に身体が重くなった。

え・・・

ゆっくり目を覚ます。
ここは・・・

天井もベッドも、窓に掛かってるカーテンもすべてよく知ってるもの。

よく見慣れた美作さんの別荘だ・・・

そして、私の手は誰かにしっかり繋がれていることに気がつく。

そこにいたのは西門さんだった。

私は少しだけ握られている手に力を入れた。


「え・・・」

一瞬にして目を覚ました西門さんと目が合う。

「・・・まき・・・の?」

目をまん丸にして驚いて、ちゃんと声の出ない西門さん。

私もなんでか声が上手く出ないから、コクリと頷く。

「牧野・・・お前・・・」

そういうと、私はしっかりと西門さんに抱き締められていた。

「・・・俺が分かるか?」

私は再び頷く。

「そっか。良かったよ・・・本当に良かった・・・」

そう言って鼻をすする音がする。
西門さん、泣いてるの・・・??

「もう何も心配しなくていいから。大丈夫、俺が守るから」

あ・・・
この声・・・

「西門さんだったんだ・・・」

私が突然しゃべり出したから、慌てて私の両肩を持って私の顔を覗き込む西門さん。

「え?俺がどうした?」
「え、あ、えっとね。私がなんか分からない場所にいたとき、ずっとその言葉が聞こえてたの」
「届いてたのか?俺の声が・・・」
「誰の声か分からなかったけど、いつも怖くなって体が震えだすとこの声が聞こえて・・・」

しゃべってる途中で、また西門さんに抱き締められる。

「良かった・・・」

それ以上西門さんは何も言わなかった。

でも西門さんに抱き締められてると、もう何も怖いものはないんだなって感じられる自分がいた。

「ばあばに、牧野の意識が戻ったことも伝えないと」


そう言ってすぐ部屋から出て行った西門さんは、ばあばという人と一緒にまた部屋に戻ってきた。

ばあばという人は、私は何度か西門さんのご実家で会ったことがあったお婆様だった。

西門さんを小さいときからお世話してる方で、看護婦さんでもあるらしい。

私はどうやらすっかりお世話になってしまっていたようだ。

「本当にようございました。こうやって可愛らしい牧野様の声が聞けるなんて、
 ばあばもうれしゅうございます」
「いろいろお世話掛けました。元気になったら恩返したくさんします」

そういうと、本当に優しそうにニコニコ笑うばあば。

「牧野が早く目が覚めるようにって、抹茶を部屋中においていたものばあばなんだよ」

そういえば、さっきから抹茶の良い香りがしている。

西門さんの身体に染み付いた香りで、私はどんな香水をつけた西門さんより
抹茶の香りのする西門さんが良かった。

またその香りを感じてると、少しだけ眠くなってきた。

「まだ本調子じゃないんだから、もう少し寝たほうがいい」
「うん・・・」
「明日は病院へ連れていくから・・・」


次の日は、道明寺系列の大きな病院で、精密検査を受けることになっていた。

花沢類や美作さんからは、朝早く電話があって、2人とも私の回復を喜んでくれた。

意識も戻った私は、ある程度のことは覚えていた。

でもところどころうる覚えのとこもあって。。。

それが私を少しだけ不安にさせていた。

なにがあったんだろう・・・
意識のない時の私は身体をいつも震わせていた・・・


検査の結果が出るまで少し休むよう言われた個室で、
ずっと付き添ってくれていた西門さんに思い切って聞いてみた。

「西門さん・・・私・・・刺されちゃったんだよね・・・?」

ずっと目覚めてから気になっていたことを聞いてみた。

「・・・夏川のことを覚えてるか?」
「花沢類の、婚約者っぽいことになってた人・・・だよね?」

ああ、そうだ。
私はあの人に刺されたんだ・・・
花沢類を取らないでって・・・

「そう。今はちゃんと裁判も終わって、罪も確定した。でもな、司が執行猶予をつけたから」
「道明寺が?」
「ああ、牧野が嫌がるからとかなんとか言ってたぞ?」

ちゃんと私の気持ちを理解してくれてた道明寺。
ありがとうね。

「もう何も牧野が心配することはないから。だから安心していいんだ」

ほら、また魔法みたいに西門さんの言葉が、身体に沁みていく。

「少し眠くなってきた・・・」
「ああ、寝てろ。俺がずっと手を握ってるから」

そう言って握り締めてくれた手からたくさんの温かさが伝わってきた。




2011-11-30 [ Wed ]
自分がどこにいるのか分からない。

白っぽいモヤモヤした景色の中に、私以外の人の気配を全然感じない。

足元に目をやると、まるで綿のような雲の上に立っているようで、
地面は全く見えない。

ここ・・・
どこなんだろう・・・

そっと1歩踏み出すと、少しだけ体に痛みが走った。

痛くなったところをみると、自分の着ている服が、血だらけになっていた・・・

え・・・
怖い・・・
なに・・・これ・・・

私は思わずその場にしゃがみこむ。

震える体を両手で必死に抱き締める。

なかなか震えが止まらない・・・


その時、どこからか声がした。

「大丈夫。俺が守るから」

この声・・・
どこかでいつも聞いていたような気がする・・・

もう1度耳を澄ましてみる。

「大丈夫」

やっぱり聞こえた。

私はその声から力を得たように、ゆっくり立ち上がると、
少しだけ見え始めた小さな光のする方へ向かった。



少しだけ遅くなったお茶会を終え、あきらの別荘に着くと、ばあばが俺の帰りを待っていてくれた。

「お帰りなさいませ」
「ただいま。何も変わったことはなかった?」
「あ、はい。1度花沢様と美作様より、牧野様の容態の確認がございました」
「俺、今日携帯持っていなかったからな。で?牧野はどう?」
「はい、とても健やかな表情で。側にいるだけでこちらも幸せな気分になってしまう
 本当に不思議なお嬢様でいらっしゃいますね」

着替えを手伝ってもらいながら、こうやって俺のいない間の牧野の様子を聞くのも毎日の日課。

ばあばは、俺が詳しく話さなくても、牧野の良さを分かってくれるとは思っていた。

あいつ、意識がなくてもばあばを幸せにしちゃうなんてな(笑


俺は食事は後ででいいと言って、牧野の寝てる部屋に向かう。

牧野は静かに寝ていた。

でも、この前ばあばに言われたように、なんだか微笑んで見えるんだよな。


抹茶か・・・

部屋全体に抹茶の良い香りが満ちている。

牧野が好きだったこの香り。
もういいだろ?目を覚ましたってさ・・・

牧野の側により、手を握って心で牧野と会話をする。

ヤバイ・・・
俺も寝てしまいそうだ・・・

俺はそのまま牧野のベッドに伏して寝てしまった。




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プロフィール

ハナヨリピロコ

Author:ハナヨリピロコ
妄想の世界なので、あらゆることに充分ご注意くださいませ。

↑イエソンでございます。
super juniorのメンバーで
奇跡の声帯を持つオトコ。
もうアイドルのレベルじゃないです。
歌うために生まれてきたのかと
それくらい心を奪われる歌声。
superjuniorでも主要部分の歌を
担当してます。
「兄さん」と呼ばれてます。
天然な性格もあって、
日本ではかなりな人気。
今日はずっとイエソンの歌を聴いてました
癒されるなぁ・・・
大好き!兄さん♪

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